大家さんと僕。ホッコリしないバージョン

↑家の天井です↑
またベットに横になり、「もう大丈夫だ。"音を気にしないで寝るぞ!寝るぞ!」と呪文の様に自分に言い聞かせて目を閉じて無理やり寝た。
天井が無いこの日は、自然な雨音がリアル癒しミュージックとして流れてた。
リアルで聴く水の癒しの音は、もしかしたらまた、さらに天井が破壊されないかとドキドキ感があり、
YouTubeの「自然の水の音で深い眠り」で検索すると出て来る、それとは全く別の世界観があった。
実は、足湯センターとの格闘と、雨漏りとの戦いでヘトヘトで寝不足気味なのに、
この後にさらに激しい戦いがある。それは大家さんとの修理バトル。日本の場合この様なトラブルがあると大家さんがある程度責任を持って対処してくれるものだが、
ここカンボジアではそうはいかない。マイペースで中々動いてくれないし「破損した部分の修理費出したく無い」と考えられない言葉を発して来る。
これは大家さんによって違いはあるのだろうが、先ほどの隣に住んでた日本人の屋根が壊れて家の中洪水状態の時も「修理して欲しい」とお願いしたら「自費で修理してくれ」と言われたらしい。
「どうして?直してくれ!」「いや、無理!」の討論が何度も繰り返したようだが、最後まで隣に住んでる日本人の大家さんから修理費は出ることはなかった。
他にも事情はあったのだろうが、そんな事も含め、お隣さんは出て行ってしまった。
一方、こちらの大家さんも同じで修理する気は全くなく、何度も話し合い、なんとか天井の修理をしてもらう事"になった。
これでもう安心。
雨漏りは無いだろうと思っていたのが甘かった。豪雨が降ると雨漏りが始まり、結果同じ事が繰り返されてしまう。
原因は、修理業者の手抜き工事。これを知った大家さんは、自分とは関係ないと言い始めた。日本では考えられないことだが、
この考えられない現実と向き合いながら、再度大家さんと不毛な修理の話し合いの繰り返し。
何でまた修理しないといけないんだ!手抜き工事の業者"
業者と話し合え!」と興奮と怒りをぶつけてくる大家さんと「直してもらわないと困る!変な業者を選んだのそっちだろ!」の気持ちが交差した言い合いを繰り返す。
この後一年くらいの間は、雨が降ったら普通の人達は雨具や交通状況を気にすると思うが、カンボジアの当たり前の洪水なんて、どうでも良くなり気になる事は雨漏りだけになった。
僕が覚えてる二階の足湯センター開店した数は五回くらいだと。
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